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歯科コラム

骨がなくインプラントは難しいと言われた患者様へ|東灘区の歯医者|にしうみ歯科・矯正歯科|深江駅徒歩1分

骨がなくインプラントは難しいと言われた患者様へ

インプラント治療は現在、抜歯によって歯を失われた方の口腔の健康を取り戻す手段として、非常に有効な治療のひとつになりました。

しかし、インプラント治療を行うためには、インプラントを安定させるための骨が必要です。抜歯をして時間が経過すると元々歯を支えていた骨は大きく減少してしまいます。

その結果、入れ歯はやっぱり違和感が大きいし、使いづらいからインプラントを考えてみよう!となった時にはすでにインプラント治療が難しい状態になっている方も少なくありません。

今回は、骨が減ってしまったためにインプラントを断念されていた患者様のケースをご紹介します。

抜歯をすると、周りの骨は吸収を起こしていきます。

骨の吸収は数ヶ月から数年かけて進行し、その吸収量については骨の高さが10〜20%、幅は30%から最大60%も減少するとされています。

特に上顎大臼歯部はその上に上顎洞(サイナス)という空洞があるため、抜歯後さらに骨が吸収し上顎洞までの骨の厚みが薄くなり、吸収の多い方であるとその厚みは1m mぐらいまで減少する方も少なくありません。

そのため上顎の奥歯ではインプラントをしたくても難しいと言われしまう方がいらっしゃるのですね。

  • 上顎の奥歯の部位が抜歯後骨が吸収している状態です。

骨が薄い場合、インプラントを安定させるための骨を増やす必要があります。

この上顎洞までの骨を増やす方法を、上顎洞挙上術(サイナスリフト・ソケットリフト)といいます。

通常、インプラントを埋入する部位の歯槽骨から上顎洞粘膜(シュナイダー膜)までの骨の厚みが5㎜以下の場合はサイナスリフト、5㎜以上の場合はソケットリフトという術式で十分な厚みの骨を作っていきます。

今回のケースは抜歯後10年以上経過しており、骨の厚みが1~2㎜だったために、サイナスリフトを選択しました。

サイナスリフトは上顎洞の側方から開洞し、シュナイダー膜を破らないように注意して骨から剥離していきます。

その骨と上顎洞粘膜(シュナイダー膜)との間に、他部位から採取した自家骨や、人工骨を填入して上顎洞を挙上します。 

 

  • 上の写真を見比べて頂くと、上の写真に比べて、下の写真は両側の上顎洞の中が白い顆粒で満たされているのがわかると思います。

ここから挙上した部位の骨が安定するまで、4〜6ヶ月待ちインプラントを埋入していきます。

サイナスリフトは23日は必ず腫れますし、場合によっては内出血により出血斑が出ることもあります。しかし、上顎洞までの骨が薄い場合、治療期間はかかりますが、現在では確立された治療方法です。

 

上顎の骨がなくてインプラントはできないと言われた方、まだ諦めるのは早いかもしれません。

にしうみ歯科・矯正歯科ではCTやシミュレーションソフトを用いた綿密な検査により、しっかり診断し治療計画をたてていきます。

当院ではインプラント治療の無料相談を行っております。

骨が少なくインプラントを断念された方がいらっしゃいましたら、一度お気軽にご相談くださいね。

 

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