スーパーやコンビニの食品や飲料などで「無糖」「ノンシュガー」「シュガーレス」という表示をよく見かけませんか?
無糖、ノンシュガー、シュガーレスと表示されている商品を見ると、「砂糖が入ってないから、むし歯にならないし安心♫」
と思われる方も少なくないと思います。
実はこの「無糖」「ノンシュガー」「シュガーレス」には糖類が入っていることがあるってご存じでしたか?
「無」「ノン」「ゼロ」の表示基準は食品表示法で決められていて、食品100グラム(飲料なら100ml)当たり糖類0.5g未満であれば、「無」「ノン」「ゼロ」の表示をしてもOKとされているのです。
(※この表示は消費者の目を誤魔化すためではなく、このぐらいであれば、誤差の範囲内、との考え方とのことです)
ちなみに「低糖」や「微糖」は100g(または100ml)当たり糖類2.5g未満であれば表示可能とされています。
例えば低糖や微糖の缶コーヒーって結構甘いですよね。
歯科コラム「むし歯の予防は食生活習慣から!?」の食生活習慣とむし歯の関係で間食について前述しましたが、見落とされがちな間食が飲み物なのです。
間食=お菓子と思われがちなのですが、実は飲み物も間食になるんです!
色々な飲み物と糖の量の例が下の図になります。
結構な量の糖が廃いていることがわかりますね。
いつもしっかり磨いているし、歯医者にも定期的に通っているのに、しょっちゅうむし歯になる。
むし歯が歯の根元、歯茎との境目によくできる。
もし心当たりのある方がいらっしゃるようであれば、日頃飲まれている飲み物を一度ご確認いただくと何か発見があるかもしれません。
とはいえ、いつも糖類入りの飲み物を飲んではいけません、というのは味気ないかもしれません。
糖類入りの飲食物は、少しずつ長い時間かけて摂るではなく、時間を絞って摂るなど工夫していただき、糖類とうまく付き合っ
ていくことが大切ということなんですね。
皆様の歯を虫歯から守るひと工夫をしてみてくださいね。