このような症状を感じられたことはありませんか?
・朝起きたとき奥歯が痛い
・朝起きたとき顎が痛い・疲れている(だるい感じがある)
・慢性的な頭痛・肩こりがある
・歯が欠けたり割れたりしたことがある
・上顎や下顎の歯茎部分にコブのようなものがある
・頬の内側に噛んだ跡がある
・集中しているとき、無意識に歯を食いしばっている
・一緒に暮らしている家族の方や歯医者を受信された際に「歯ぎしり」を指摘されたことがある
「歯ぎしり」とは、歯をギリギリと擦り合わせたり、歯を噛みしめる動作のことで、別名「ブラキシズム」と呼ばれています。
歯ぎしりは多くの人にみられる癖であり、多くは寝ている間に起こることなので、自分ではなかなか気づきにくいものです。
しかし実は、歯ぎしりを経験している日本人は7〜9割程度というデータがあります。このデータが本当であれば、ほとんどの日本人歯ぎしりを経験していることになりますね。
では歯ぎしりを実際にしていると何かよくないことがあるのでしょうか。
結論から申しますと、歯ぎしりは口腔内の健康を害します。また、基本的には止めることができないとされています。
なぜ良くないのか、それは歯ぎしり中に、歯やその周囲の組織には非常に大きな力がかかります。
ちなみに睡眠中の歯ぎしりによりかかる力は、歯ぎしりで歯にかかる力は、体重の2倍から5倍程度といわれています。たとえば、体重が60kgの人であれば、歯ぎしりで120kgから300kgの力が歯にかかることになります。これは、覚醒時には考えられないほどの強い力です。
こんなに大きな力がかかるといくら人体で一番硬い組織である歯でも、流石にトラブルが起こってしまいそうですね。
実際に歯ぎしりは、歯や顎に大きな負担をかけるため、次のような問題を引き起こす可能性があります。
- 歯が削れる
- 知覚過敏になる
- 噛み合わせに問題が生じる
- 歯が割れる
- 歯の大きさが変わる
- 歯の向きが変わる
- 歯が移動する
- 歯根膜炎を起こす
- 顎関節症を発症する
このようなことをご経験されている方、もしくは不安に思われる方は、一度歯科医院を受診されることをお勧めします。
当院では顎の関節や噛み合わせについてもしっかりと検査をいたします。
もしご不安になられた方は一度お気軽にご相談ください。