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なんで歯並びが悪くなるの?〜未来ある大事なお子さんのために〜
歯並びや噛み合わせが乱れているお子さんが増えているように思われます。
なぜ歯並びが悪くなるのでしょうか。
歯の重なりが多いケースでは、歯が並ぶための場所が足りないということがシンプルな理由になります。
しかし噛み合わせがが悪くなってしまう原因は非常に多くのことが挙げられます。
歯並びを良くしていくために大事なことをいくつか紹介しますね。
- レントゲンを撮ってみましょう
- 自分の歯並びを写真で見てみましょう
- あなたの歯の大きさは?
- 噛み合わせを見てみましょう
- 口呼吸ですか?鼻呼吸ですか?
- お口を閉じたときに舌の先はどこに触れていますか?
- 指を吸う、爪を噛む、唇を巻き込むなど何か癖はありませんか?
- ご飯を食べるときに足はしっかり床についていますか?
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レントゲンを撮ってみましょう
永久歯は全てありますか?歯が生えてくるスペースはありますか?
レントゲンを撮ると将来生えてくるはずの永久歯が写っていて、永久歯の数を数える
ができます。本来永久歯の数は全部で28本(親知らずを含めると32本)ありますが、
もともと永久歯の数が少ないお子さんが時々いらっしゃいます。
また、骨の中にある永久歯が向いている方向を見るとこで、おおよその萌出方向、必要なスペースが足りているかなどがわかります。
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口呼吸ですか?鼻呼吸ですか?
子供は最初は口で呼吸をしますが、大きくなるにつれて鼻で呼吸をするようになってい
きます。ただ、気づいたら口がポカンと開いている、口で呼吸をしているお子さんは意外
と多いです。お口で呼吸する方が楽に呼吸をできますし、それが癖づいてしまうと無意識
下ではなかなか鼻呼吸をすることは難しく、トレーニングが必要になります。
また、鼻呼吸は脳の冷却をしているとの考え方もあるため、鼻呼吸はお口の発達だけではなく、脳の発達にも重要な役割があると考えられます。
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お口を閉じたときに舌の先はどこに触れていますか?
お口を閉じた時の舌の正しい位置をご存知でしょうか?
舌先はスポットと呼ばれる、口蓋(上顎)の前歯の後ろの出っ張りのに軽く触れているのが正しい位置です。
舌の力が弱い、もしくは口呼吸であると、多くの場合、舌先は下顎の前歯の後ろに当たっていることも多く、下の前歯を前方へ押してしまいます。
また、舌がスポットに触れていないと、舌全体が後ろに下がってしまい、気道を圧迫するため、口呼吸になりやすくなり、さらに口腔の発達を妨げてしまいます。これにより、さらにお口の発達は悪循環い入ってしまいます。
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指を吸う、爪を噛む、唇を巻き込むなど癖はありませんか?
歯並びはお口周りの筋肉に大きな影響を受けます。通常は外側の唇や頬から内側への力
を、内側からは舌が外側へ歯を押す力を受けて、双方の力のバランスが取れる位置に歯は並んでいきます。
しかし、そこに指を吸ったり、爪を噛んだり、唇を巻き込むなどの癖があると、筋肉の力のバランスに大きな影響を及ぼします。
悪い癖は歯並びを悪くしてしまうのです。
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ご飯を食べるときに足は床にしっかりとついていますか?
水で流し込んでいませんか?
ご飯を食べる時の姿勢は非常に重要です。またご飯を食べるときにお茶やお水があると、食べ物を流し込んでしまいます。
身長に合っていない椅子で足がブランブランの状態でご飯を食べると、体が不安定で噛むときに力が入らず、さらに猫背になってしまい呼吸にも影響が出ます。大きな椅子に座る場合には、足場を作ることでしっかりと踏ん張れるようにしましょう。
また、食べ物を食べるときには原則飲み物は近くに置かず、しっかりと噛むことを意識しましょう。お水やお茶などが近くにあるとしっかり噛む前に流し込んでしまいます。顎の骨はしっかり噛むことで刺激を受け、健全に成長していくため、噛む回数が少なくなると十分に発達しなくなります。歯は正しく使うことが大事なんです。
お子さんの健全なお口の成長にはまだまだ他にも重要なことがありますが、まずは上記の
ようなことを気を付けてみてください。
お口の成長はお顔の成長に大きく影響を及ぼします。皆さんの大事なお子さんのお顔を、か
っこよく、可愛く、綺麗にすることが当院の夢の一つです。
お子さんの成長は思うよりも早く、待ってはくれません。
うちの子の歯並びや噛み合わせはどうなんだろう?相談した方がいいのかな?など、少し
でも不安に感じておられる親御さん、悩まれている親御さんがいらっしゃるようでしたら
一度お気軽に、東灘区のにしうみ歯科・矯正歯科へご相談くださいね。