歯並びってどうやって決まるの?|東灘区の歯医者|にしうみ歯科・矯正歯科|深江駅徒歩1分

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歯科コラム

歯並びってどうやって決まるの?|東灘区の歯医者|にしうみ歯科・矯正歯科|深江駅徒歩1分

歯並びってどうやって決まるの?

歯並びは遺伝的な要因後天的な要因の両方が影響します。

ちなみに遺伝的な要因は3割程度後天的な要因は7割程度と言われています。

遺伝的要素ももちろん重要ですが、生まれてからの要因の方が大きいというのが注目すべき点ですね。

では歯並びがどうやって決まるのか、詳しくみていきましょう。

 

元々歯並びというものは本来の理想的な形に並ぶ力を持っています。

しかし、いろいろなことが原因で歯並びは悪くなっていきます。

 

◯顎の大きさと歯の大きさの調和=アーチレングスディスクレパンシー

これは遺伝的な要因も大きく関わる部分ではあります。

歯の大きさや顎の大きさはご両親の形状を受け継ぐ部分が大きいところです。

しかしながら顎の大きさは後天的にも成長するところではありますので、歯が大きいからと諦めることはありません。固いものをしっかりと噛むことで顎に刺激を与えることが重要なこと一つです。

青線:歯の幅の総和)ー(赤線:顎の大きさ)=顎の大きさと歯の大きさの不調和

顎の大きさと歯の大きさの不調和が大きい場合、歯は綺麗に並ぶスペースを確保できず重なってしまいます。

◯筋肉(舌、唇、頬など)の影響

 

歯の周りには筋肉が多く存在します。

内側には舌(筋肉のかたまりです)が存在し、外側には唇と頬があります。

歯は、舌が内側から歯を雄力と、唇や頬が外側から押さえ込む力が均衡する場所に並びます。

 

では仮に口呼吸であった場合を考えてみましょう。

口呼吸では絶えず口がポカンと開いているため、唇の力が弱くなります。

そうなると本来外側から前歯を押さえる力が弱まるため、」歯は前に出てしまい出っ歯の傾向になる可能性が大きくなると言えるでしょう。

逆に唇を噛む、舌の力が弱いなど外側からの力が強かったり、内側からの力が弱いとなると歯列は外側へ広がることができず、歯が重なってしまう傾向にあります。

また頬杖などの癖があると奥歯が内側へ押されるため、歯列は狭くなり崩れてしまうといった影響を受けてしまいます。

 

 

悪習癖(口呼吸、指吸い、唇を噛む、舌を出す、頬杖をつくなど)と言われる後天的な影響が歯列へ及ぼす影響は非常に大きいということが言えると思います。

 

また悪習癖の代表的なもので口呼吸がありますが、口呼吸は歯列へ影響を及ぼすだけでなく、お子さんの成長にも大きく影響を及ぼします。

 

◯口呼吸のデメリット

口呼吸は歯並び以外にも身体へ大きな影響を引き起こします。

鼻呼吸が重要な点は大きく分けて2つです。

①細菌の侵入をブロックする

②脳を冷やす

外気がダイレクトに体内へ入り込むため、多くの細菌も一生に体内へ取り込んでしまいます。熱が出やすい、風邪をひきやすいお子さんのいらっしゃる親御さんは一度お子さんの呼吸を注意してみると良いかもしれません。

気を抜くとずっと口が開いているお子さんは少なくありません。

大人になっていくにつれ、本来呼吸法は口呼吸から鼻呼吸へと変化していきます。

歯並びとしては、口を閉じることで出っ歯になることを防ぐ助けになることはもちろんなのですが、お子さんの成長にとってはもっと大きな役割があります。

口呼吸では細菌が体内へ入ってしまうところを、鼻呼吸をすることで、ほこりや細菌の多くをブロックすることができます。

さらに大きなことは鼻を通る空気が脳を冷やしているという考え方です。鼻呼吸が脳のラジエーター(冷却器)という考え方です。

例えばずっと働き続けているコンピュータをイメージしてみてください。ずっと稼働しているコンピュータは熱くなり続けるため、一度止めるか、冷やすことが重要になります。熱が上がり続けたコンピュータはショートしてしまいます。

実は脳でも同じことが言えるのです。脳は常に働いているため、熱を発し続けます。鼻腔は脳の近くを通っているため、鼻から入った空気は脳を冷やしてくれるのです。しかし、脳を冷やしてくれる鼻を通るべき空気が、口を通ってしまうと脳は冷やしてもらえません。

鼻呼吸は脳の発達にも非常に重要ということが言えると考えられます。

 

◯狭窄歯列のデメリット

歯列は緩やかなU字型が理想的です。

こちらも歯が並ぶスペースが狭くなるという以外にも、舌への影響が否めません。

舌は本来の位置は舌先がスポットと言われる部分を触っているのが理想的であり表重的な位置であります。ただし、現代のお子さんは舌の力が弱まっていると言われており、口を閉じた時にこのスポットを触っているかどうかを確認する必要があります。

狭窄歯列においては、舌でこのスポットを触ろうとしても歯が邪魔をしてしまうため、舌を本来の位置へ持っていくことが困難になります。

結果、舌を本来の位置へ持っていけないために、さらに歯列不正を助長してしまい、またそれにより気道は狭くなってしまう、など悪循環に陥ってしまう危険性があります。

 

これらのことは歯列に影響を与えるものの、ほんの一部ではありますが、これだけでも歯列の形成には本当にさまざまなことが関与ししていることがおわかり頂けますでしょうか。

 

お子さんの歯列は見た目ためだけではなく、お子さんの健康な成長に大きく関わる要因であるということが言えると思います。

 

当院では無料相談も実施しております。

少しでも気になられる方は、ぜひ一度 東灘区の歯医者、にしうみ歯科・矯正歯科へお気軽にご相談くださいね。

 

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